本田真凜と世界ジュニアを争ったザギトワが金 シニア転向1年目で頂点

サンケイスポーツによると。

 平昌五輪第15日(23日、江陵アイスアリーナ)フィギュアスケート女子フリーで、ショートプロクラム(SP)4位の宮原知子(19)=関大=は合計222・38点で4位、同5位の坂本花織(17)=シスメックス=は合計209・71点で6位だった。同1位のアリーナ・ザギトワ(15)=OAR=が239・57点で金メダル、同2位のエフゲニア・メドベージェワ(18)=OAR=が238・26点で銀メダル、同3位のケイトリン・オズモンド(22)=カナダ=231・02点で銅メダルだった。

 五輪シーズンに合わせたように新星が現れた。ザギトワは昨年3月、世界ジュニア選手権で本田真凜(16)=大阪・関大高=と表彰台の中央を争い、SP、フリーともに1位でジュニア世界歴代最高の合計208・60点で初優勝した。

 シニアデビューした今季は昨年12月のグランプリ(GP)・ファイナル、今年1月の欧州選手権など主要大会で無敗を誇った。今大会は団体フリーで世界歴代2位の158・08点をマーク。個人戦のSPではメドベージェワの記録を塗り替え世界歴代最高の82・92点をたたき出すと、この日も圧巻の演技を披露。負けなしで頂点に駆け上がった。

 今大会のOAR代表にはソチ五輪団体で金メダルに輝いたユリア・リプニツカヤ(19)、個人金メダルのアデリナ・ソトニコワ(21)、2015年世界女王エリザベータ・トゥクタミシェワ(21)ら、過去に実績を持つ選手の名はなかった。この4年間で激しい世代交代が進み、ジュニア世代が一気に頭角を現した。

 日本は2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さん(27)が昨春引退。真央さんとともにソチ五輪に出場した鈴木明子さん(32)、村上佳菜子さん(23)も銀盤に別れを告げた。ソチ後は全日本選手権4連覇を果たした宮原の一強が続いたが、その反動も大きかった。

 宮原がけがで欠場した昨季の世界選手権は三原舞依(18)=シスメックス=が5位、樋口新葉(17)=東京・日本橋女学館高=が11位、本郷理華(21)=邦和スポーツランド=が16位に終わり、上位2人の順位合計は3枠獲得の条件となる「13」に収まらず2枠にとどまった。今季、シニアデビューを飾った坂本の台頭はあったが、絶対女王を脅かす存在に長らく欠いた。

 宮原4位、坂本6位と2大会連続でメダルを逃した日本女子。昨年12月のジュニアGPファイナルで、国際スケート連盟(ISU)公認大会で世界初となる3回転半-3回転トーループを決めた紀平梨花(15)=関大KFSC=ら、22年北京五輪へ向け、楽しみな若手もいる。ロシアのように次々と10代のトップ選手を輩出し、ジュニア上がりで即戦力となれるか、フィギュア大国ニッポンの真価が問われる

里谷多英、浅田真央、安藤美姫ら解説者に採用されない元スター

AERA dot. によると。

 五輪会場の外で熱いバトルを繰り広げる五輪解説者たち。NHKは元女子モーグル選手の上村愛子さんが現地からの解説を務めたが、長野五輪の金メダリスト、続くソルトレーク五輪で銅メダルも獲得した里谷多英さん(41)の姿は、平昌五輪で見られなかった。

 里谷さんは99年にフジテレビに入社、今も現役社員なのに……。

「現在は総合事業局イベント事業センター販売企画部に勤務しております。フジテレビが主催や共催をしているイベント事業の営業活動が仕事です。イベント事業の企画ではなく、チケットを販売したり、スポンサーをまわるセールスのほうが担当です」(フジテレビ広報担当者)

 2010年のバンクーバー五輪で浅田真央、鈴木明子、安藤美姫らと競い、惜しくも代表の座を逃したものの、「世界一のドーナツスピン」と称賛された元フィギュアスケーターの中野友加里さん(32)も、10年にフジテレビに入社しているが、テレビでは見られない。

「中野は現在はフジテレビのスポーツ局スポーツ業務推進センタースポーツ業務部に勤務しております。スポーツ番組の予算の管理などを行う部署です」(同)
 中野さんは昨年9月、著作『トップスケーターのすごさがわかるフィギュアスケート』を発売し、以前はフジで解説の仕事もしていただけにもったいない。

 今回の平昌五輪のフィギュアスケート解説者はフジテレビでは高橋大輔、日本テレビでは荒川静香、テレビ朝日は織田信成がその座を獲得した。ソチ五輪に出場した村上佳菜子(23)はワイドショーに五輪コメンテーターとしてひっぱりだこだ。

「冬季五輪ということでは金メダルを取った荒川静香さんというのはぴったりだとは思います。織田信成さんは五輪で7位、村上佳菜子さんは入賞もできませんでしたが、キャラクターがおもしろいので解説力というよりはタレント性で起用されてますね」(上智大学の碓井広義教授)

 一方、安藤美姫(30)はSNSでの情報発信を駆使。ツイッターで羽生結弦選手らの演技を詳しく解説。今回の平昌で争奪戦があったのに、姿が見られなかった浅田真央はどうか。

「浅田さんはご本人が解説者として話をする自信がないということをどこかで話していた。非常に賢いなと思います。一流の競技者=一流の解説者ならず。コメント力が必要なのです」(同)

メドベージェワの氷上の涙で思い出す…浅田真央さんのソチ五輪「伝説の4分間

スポーツ報知によると。

 滑り終えた瞬間、大きな瞳から涙があふれた。ショートプログラム(SP)2位につけた世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワ(18)=OAR=。フリーで「アンナ・カレーニナ」の楽曲に乗せ、後半に3回転サルコーと3回転トウループの連続ジャンプを跳ぶなど高難度の構成を滑りきり、指先や表情まで洗練された表現力でも魅せた。演技後はリンクで泣き出し、得点を待つキス・アンド・クライで銀メダルが決まるとまた涙。これまで抑えていた感情があふれ出したのだろう。

 メドベージェワの涙を見て、前回ソチ五輪の現場取材で目の当たりにした感動的な光景を思い出した。バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さん(27)がフリーを滑り終えた後、氷上で流した涙だ。真央さんはSPでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足になって転倒するなど、すべてのジャンプを失敗。まさかの16位と出遅れた。まさに会場の誰もが信じられなかった“悪夢”だった。

 それでも翌日のフリーで“奇跡”を起こした。冒頭で3回転半ジャンプを成功させると、SPの失敗がうそのように次々とジャンプを決めた。全6種類の3回転ジャンプを取り入れ、連続ジャンプも含めて8度の3回転を着氷。情感を込めたステップで魅了し、スケート人生を表現したプログラムを完遂すると、リンク上で天を仰いで涙。メダルこそ逃したものの、フリーは142・71点の自己ベストをマーク。合計198・22点で6位と巻き返し、世界中が涙したフリーは「伝説の4分間」として人々の記憶に刻み込まれた。

 真央さんはソチのフリーを終えた後、涙の理由について「(SPの)悔しさも少しはあったけど、自分が目指してきた演技ができた。うれし泣きと笑顔と」と語った。悔しさ、うれしさ、そして戦いがやっと終わったという大きな重圧からの解放…。様々な思いが胸に去来しての涙だった。

 メドベージェワも金メダルの大本命として迎えた今大会。氷上では完璧な姿を見せた18歳も、心の中では様々な感情と戦っていたことだろう。涙で締めくくった氷上の舞は、真央さんのフリーと同様、人々の記憶に残る4分間となった

小平奈緒、五輪新で女子500m悲願の金メダル!韓国・李相花の3連覇阻止

スポーツ報知 によると。

 スピードスケートの女子500メートルが行われ、小平奈緒(31)=相沢病院=が36秒94の五輪新記録で金メダルに輝いた。スピードスケートの女子で初、日本選手団主将として冬季大会初めての金メダルになった。小平は昨季から続く国内外の連勝を25に伸ばし、地元・韓国の李相花の3連覇を阻んだ。

 今大会ではフィギュア男子の羽生結弦(23)=ANA=に続いて2個目の「金」で、メダル数は最多だった長野五輪の10個に並んだ。

 日本選手団主将を務める小平は2010年バンクーバー五輪の団体追い抜きと今大会の1000メートルで銀メダルを獲得しており、通算3個で冬季五輪の女子では最多となった。

浅田真央、平昌入りすらしていない理由とは?

NEWS ポストセブンによると。

 平昌五輪の開会式ではキム・ヨナ(27才)がシークレットの聖火最終ランナーとして登場して大盛り上がり。荒川静香(36才)や織田信成(30才)もテレビ局のキャスターとして引っ張りだこのフィギュア界だが、あれ? 真央ちゃんはどこに…。
 2017年4月に競技選手を引退した浅田真央(27才)。「女子フィギュアを中継するNHKとテレビ朝日のどちらかの解説にサプライズ登場するのでは」という噂も流れたが、本人は平昌入りすらしていないようだ。
 屈指の人気者だけに当然、テレビ各局は平昌五輪でも浅田にオファー合戦を繰り広げていた。
「頭一つ出ていたのはフジテレビ。姉の浅田舞さん(29才)が東海テレビでキャスターをするのも、将来的に真央ちゃんを系列のフジで起用したかったから。でも真央ちゃんは今回は解説者やキャスターへの転身を断った。“織田くんのようにわかりやすい解説ができないから”が理由だといわれています。
 でも、フィギュア界の解説者争いはし烈で、明るく喋り上手な村上佳菜子さん(23才)や冷静で明快な荒川さんなどタレントが豊富。引退直後で、真央ちゃんに注目が集まっているうちに、転身をアピールするには絶好の機会でしたが、惜しいことをしました。マネジメント会社の意向もあるでしょうが、人気には“賞味期限”もあるし、時間を置けばキャスターとしてのハードルも上がる。テレビ局としては真央ちゃんにオファーしにくくなったというか…」(テレビ局関係者)
 もう1人話題の元選手といえば安藤美姫(30才)。2月11日に行われたトークイベントでは、破局説が流れ、平昌五輪にも出場するハビエル・フェルナンデス(26才)との仲を聞かれて「しつこい!」とおかんむりだった。
「以前、番組で演技の解説をしたんですが、“ココッ、ココッ、コレー!”と感覚的に叫ぶだけ。本人も“解説が上手じゃないから、仕事が来ない”と嘆いていました。もともと天才肌のスケーターだからしょうがない(笑い)」(前出・テレビ局関係者)
 イベント終了後、娘や関係者とともにファミレスで食事を楽しんだ安藤。五輪の喧騒も彼女には関係ないようだ

浅田真央振り付け 姉・舞さんが初披露 助言は「楽しんで滑ってきてね」

デイリースポーツ によると。

 フィギュアスケートのアイスショー、クリスマス・オン・アイスが15日、新横浜スケートセンターで開幕し、バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔さん(31)、織田信成さん(30)、村上佳菜子さん(23)、鈴木明子さん(32)ら五輪経験者が華麗な滑りを披露した。

 浅田舞さん(29)は、妹の真央さんが初めて振り付けた「All I Want for Christmas」を初披露。ステッキも使い、きらびやかな衣装でキュートに舞い、観衆を魅了した。

 真央さんからは細かい指導があったそうで「小道具や衣装も相談しながらやりました。結構細かくて、元気でハッピーな曲をやったことがなかったので、テンポについていけなくて…。あまりに出来なさすぎて姉妹で笑い合った」と笑いつつ、「妹からは『楽しんで滑ってきてね』って言われてきたので、楽しんで滑ることができた。公演も見に来るみたいなので、それまでに100パーセント以上のものができたら」と、笑顔で意気込んだ。

真央、届かなかった五輪金メダル…涙の挑戦物語

日刊スポーツ によると。

10年2月、バンクーバー五輪で銀メダルを見つめる浅田(左)。右は優勝した金妍児(キム・ヨナ)
<五輪金メダリスト・下>

 大会前の下馬評通り、10年バンクーバー五輪は日韓の「国民的ヒロイン」によるマッチレースに沸いた。浅田真央(当時19)はショートプログラム(SP)で1度、フリーで2度、1大会に計3度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、後にギネス世界記録に認定される女子史上初の快挙を達成。06年トリノ大会金メダルの荒川静香に続き、日本女子では2大会連続五輪表彰台となる銀メダルを獲得した。

【写真】3歳の時の浅田真央。越智久美子バレエアカデミーにて

 だがフリーの演技後、悔し涙を流した。報道陣から「価値ある銀メダルでは」と聞かれると、約30秒間も沈黙した。絞り出すように「悔しいです」と話すと涙が止まらなくなった。自己最高の総合205・50点をマークしたが、演技後半の3回転ジャンプのミスなどを悔やんだ。

 その浅田を上回ったのが同い年の金妍児(韓国)。映画「007」の音楽に乗り、SPで首位に立って先行逃げ切りという必勝パターンが五輪でも決まった。最後に両手で拳銃を撃つようなポーズは日本でも話題になった。合計でそれまでの記録を18・53点と大幅に上回る、228・56点の世界歴代最高得点。14歳で初対決した04年12月のジュニアGPファイナルでは、優勝した浅田が2位の金に35・08点と大差をつけた。負けず嫌いの金は、この時の写真をあえてずっと自室の机に飾り、モチベーションに変えて成長を続けた。

 「五輪前年の7月1日までに15歳」という国際スケート連盟の規定により、9月25日生まれの浅田は年齢制限に86日足りず、トリノ五輪出場はならなかった。だが当時から「天才少女」と呼ばれ、同五輪前のフランス杯では、後に金メダリストとなる荒川を破って優勝。「4年後の金メダリスト」の呼び声は高く、バンクーバー大会は満を持して迎える五輪のはずだった。

 だが同五輪シーズンに入り、競技人生初のスランプに陥った。代名詞のトリプルアクセルは失敗の連続。特にSPでは五輪で成功するまで4大会で挑戦し、すべて失敗していた。上位6人によるGPファイナル出場も逃した。五輪出場権のかかる全日本選手権を間近に控えた09年12月上旬には、練習場更衣室で姉の舞に「もう跳べない」と、涙を流して感情を爆発させたこともあった。何度も泣いたが、その度に強くなっていった。

 夢見た初の五輪でも再び涙があふれた。だが「予想していたよりもすごく、悔しさの方がある。この舞台にもう1度帰ってきたい」と、雪辱を誓っていた。

 結局、五輪金メダルの夢は、4年後もかなわなかった。むしろバンクーバー大会が五輪で最高の結果となった。年齢制限に阻まれ、亡き母匡子さんとの別れ、五輪金メダルと縁がなく引退-。悲劇のヒロインの要素がそろうが、ずっと国民的ヒロインのまま。「五輪で金メダルを取りたい」。幼少から変わらない夢を追う純粋な姿が、銀メダルを金メダル以上に輝いて見せるのだろう。