夕刊フジ によると。
8月24、25日放送の日本テレビ系『24時間テレビ42 人と人~ともに新たな時代へ~』でチャリティーパーソナリティーを務めるフィギュアスケート元世界女王の浅田真央(28)。起用の背景には来年の東京五輪をにらんだ日テレサイドの思惑があるという。
毎夏恒例の『24時間テレビ』は、ジャニーズの人気グループ、嵐が6年ぶり史上最多5回目のメインパーソナリティーを務め、総合司会を羽鳥慎一アナ(48)と水卜麻美アナ(32)が担当する。
8日行われた製作発表会見にも出席した浅田。「体力には自信があります」と意欲を見せた。浅田はアスリート出身としては2007年の新庄剛志氏(47)以来12年ぶり、女性アスリートでは初のチャリティーパーソナリティー起用だ。
同局の情報番組スタッフはこう語る。
「今年の『24時間テレビ』は令和初の放送となりますし、5年連続の視聴率3冠王に黄色信号が灯る中、局内では看板番組を巻き返しの起爆剤にしたいという思いもある。それに近年は番組に対して『チャリティー番組なのに出演者にギャラを出すのか?』『障がい者を利用するな』など、厳しい声も聞こえてくる。来年いっぱいで活動休止する嵐に加え、好感度の高い浅田さんを起用することで注目度を高めることはもちろんのこと、イメージアップにもつながります」
実際、同番組の総合プロデューサーは、浅田の起用について「日本中の皆さんがずっと昔からテレビで見ていて『まるで家族のひとり』と感じてしまうような不思議な存在」と称賛。「『日本中の人と人をつなぐ』今回の24時間テレビにぴったりではないか」と起用の理由を説明している。
まさに番組のイメージ回復には持ってこいの人選だが、先を見据えた思惑もあるようだ。
「今回の『24時間テレビ』はもちろん、来年開催される東京五輪に向けてぜひとも関係性を強化しておきたいところですからね」と先の情報番組スタッフ。
五輪関連の番組にはNHK、民放各局とも著名な元アスリートの起用が予想されるが、「中でも浅田さんは現役時代の実績に加えて、知名度、好感度でもトップクラスの逸材。今回の『24時間テレビ』を受けて、『日テレは自局の五輪関連番組とセットで出演オファーしたんじゃないか』なんて噂も流れています。『24時間テレビ』は局をあげて制作する一大番組ですから、当然スポーツ局も絡んでいるでしょうしね」とはスポーツ雑誌の編集者。
浅田と日テレの関係から目が離せない。