高橋大輔が光源氏に。2019年夏、あの『氷艶』が帰ってくる!

Number Web によると。

 あの世界が再び、やってくる。

 2月25日、東京都内で記者会見が開かれ、『氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-』の上演が発表された。

 本作は世界最古の長編小説とされる『源氏物語』を題材に、フィギュアスケーターや役者たちが氷上に会し、物語を演じる舞台。会見場では、今回演出を務める宮本亜門、主演として光源氏を演じる高橋大輔、荒川静香のフィギュアスケーター2名と、俳優の福士誠治、元宝塚の柚希礼音が登壇した。

 それぞれが公演への意気込みを語ったが、彼らだけでなく、つめかけた取材陣からも立ち昇る高揚感が会見場に満ちていた。本公演は2017年の公演『氷艶 hyoen2017破沙羅』に続く第2弾となるが、一昨年のインパクトがそれだけ強かったからだ。

 『氷艶 破沙羅』は市川染五郎(現・松本幸四郎)演出のもと、「フィギュアスケートと歌舞伎のコラボレーションを図る」という点で注目を集め、上演された。それはいい意味で想像を裏切る作品であった。
高橋が光源氏に成りきり、舞う。
 神話の時代の日本に源義経が舞い降りて時空を超えたストーリーが展開される劇中では、東京・代々木第一体育館に設置された広い氷上を、染五郎ら歌舞伎界の人々がスケート靴を履き、重い衣装をまとって滑った。

 義経を演じる高橋らスケーターたちも負けていない。滑りながら、それぞれに役柄を演じきる。ともすれば中途半端になりかねない異種の分野が見事に融合し、作品として成立させたのである。

 それを示す印象的な場面はいくつもあった。例えば義経が「阿国」に扮し、悪役を演じる役者たちの宴に忍び込むシーン。高橋は演者として義経に成りきって舞を演じ、かたや歌舞伎役者の人々は、歌舞伎ならではの舞を見せつけた。
氷上で共演するアイスショー。
 それは一断片に過ぎない。スケーターや役者たちの力の結集、小劇場からも着想を得たのではないかと思わせる豊かさが感じられた演出、さらにあのチームラボ、DRUM TAOら一級のスタッフにより、かつてない氷上での物語を体現した。それを示すかのように、フィギュアスケート、歌舞伎、映像などさまざまな場で反響があった。

 やり遂げたという自負は、1回目に引き続き出演する高橋の言葉にも現れていた。

 「今回が2回目になります。アイスショーでもアーティストの方であったり、(他の分野の方と)コラボレーションすることはあります。でも舞台と氷とが分かれた形での共演でした。氷の上でほかの方々と共演するアイスショーはほかにはないと思います」

 また、通常のアイスショーでは開演の3日前くらいに出演するスケーターたちは顔を合わせてショーを作り上げるが、氷艶は1カ月ほど時間をかけて稽古をするという。

 それは現役選手として競技生活を送る上で、マイナスに働く懸念もある。宮本もこう語る。

 「やっていいのか、散々聞きました。選手として障害になることはないの? と聞いたんです」

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