真央 「頑張れ、大ちゃん!」

Number Web によると。

(2018年11月8日発売『Sports Graphic Number』965号掲載) 今年もフィギュアの新シーズンがスタートしましたね。大ちゃん(高橋大輔)の復帰にはとてもびっくりしました。ニュースで見たときは、「ほんと?」って信じられなかったんですけど、後で大ちゃんからラインで報告がきました。

 彼の中ではもう決まっていたことなので、それはもう応援するしかないでしょ、と。復帰戦もテレビで観ていました。私が復帰したときはブランクが1年。それでも本当に大変だったのに、大ちゃんの場合は4年も空いています。よく決断したなと思いました。

 私も休養中は復帰するかどうか本当に悩みましたね。体は元気だったので、まだ滑れるのに辞めるのはどうなんだろう、やりきっていないのではないかと思って。でも選手として復帰するからには試合に勝たなくてはなりません。

 オリンピックにだって出たい。そこまでまた頑張れるのかな、とか色々と考えましたね。でも最終的には試合が恋しくなり、もう一度リンクに戻る決断をしました。

 大ちゃんにはとにかく納得するまで頑張ってもらいたいです。自分の中で「スケート人生、やりきったな」と思うところまで滑って欲しいですね。サポートしてくれている周りの方にも幸せを与えるような滑りを見せてほしいです。
2018年最後の公演は島根。
 10月は福島県と神奈川県・相模原で公演を行いました。福島公演では、8月の震災復興イベントでお会いした子どもたちがボランティアとしてツアーを手伝ってくれたんです。みんなと再会できてとても嬉しかったですし、力を合わせてツアーを成功させることができて良かったです。被災された方々もたくさん観にきてくださり、笑顔で手を振ってくれて、私も元気を貰いました。

 公演中はメンバーみんなで温泉宿を借りきって泊まったんです。ゆったりとくつろぐことができて最高でしたよ! お食事もとても美味しく、大満足。全員大喜びでした。

 今年は残すところあと1公演。はじめて島根に行きます。本当にあっという間です。これまで色々なハプニングもありましたが、よくここまで乗り越えてこれたなと、みんなの頑張りのおかげだと思っています。

弟のような“セイ”コンビの2人。
 そして、来年もサンクスツアー、続行することになりました! 沖縄をはじめ、まだ行けていない地域にたくさん行きますよ。できるだけ多くの方にお会いしたいという夢が少しずつ叶って本当に嬉しいです。全国の色々なスケート場から「是非来てください」とお声がけもしていただいています。本当に光栄です。

 このツアーを通じて、現役時代には交流できなかった方々との繋がりが増え、それが大きな輪になっている気がしているんです。今までできなかった経験をたくさんさせていただいて、毎日とても充実しています。

 今回もメンバーを紹介させてください。“セイ”コンビ、(橋本)誠也と(川原)星君です。

 誠也とは同じリンクで練習していたことがありますし、『プリンスアイスワールド』にも出ていたので、前から知っていました。とても真面目で頼りにしています。なにより、滑りが常に全力。リハーサルでも手を抜いている姿を見たことがないんです。普通なら流して滑ってしまうところも完璧にやってくれます。「誠也ってこんなに綺麗に踊れたんだ!」と驚くことも多いです。今は明治大学のフィギュアスケート部で監督を務めながらツアーに参加してくれています。
スケーターは個性がとても強い。
 星君とはオーディションで初めて会いました。彼も選手として活動していて、引退後は就職する予定だったらしいのですが、ツアーがあると知って参加してくれることになりました。普段は冗談を言ってみんなを笑わせるムードメーカーですが、リンクに立つと顔つきががらっと変わるんです。現役時代からのファンも多く、“プリンス”って呼ばれているらしいです。本人から聞くまで知らなかったんですけどね。あとはとにかくお酒が強い(笑)。誠也は27歳、星君は22歳。2人とも年下なので、弟みたいな感じなんです。他のメンバーに指導している姿を見ても、何をしていても可愛いなと思ってしまいます。

 メンバーひとりひとりがスケーター、表現者なので、個性はそれぞれとても強いです。最近はみんなツアーに慣れてきたので、意見や主張が出てくるようになり、更に面白くなってきました。ショーはこれからもっと進化していきますよ。

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