高橋大輔「自分のためだけに滑る」 復帰決意から1年 充実感にじませ

毎日新聞 によると。

 7月に約4年ぶりに現役復帰したフィギュアスケート男子の2010年バンクーバー五輪銅メダリスト、高橋大輔(32)=関大KFSC=が24日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームでの全日本選手権で2位に入った。来年3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)の代表選考を懸けたリンクで華麗な復活劇を演じた。

 リズミカルな曲調に乗り、「氷上のアーティスト」の真骨頂であるステップで観客を魅了した。ショートプログラム(SP)2位発進から、この夜のフリーは4位の151.10点を出し、合計239.62点で2位をキープした。

 五輪3大会連続出場後の14年10月に引退した。復帰のきっかけは、1年前の全日本選手権だった。テレビキャスターとして会場を訪れ、仕事と両立させて臨む選手や、大けがから復帰した選手ら、それぞれの挑戦に心を動かされた。「勝負や点数にこだわらず、自分のスケートを追求したい」と駆り立てられた。

 今年4月から本格的に練習を再開し、7月に現役復帰を表明した。引退後は米国にダンス留学し、舞台やアイスショーなどで活躍していたものの体の状態は「笑えるくらいに落ちていた」。そこから主体的に練習や栄養管理に取り組んだ。左太ももを痛めたり、ぎっくり腰になったり、苦労の連続だったという。

 技術はまだ元通りとはいかないが、以前とはひと味違う表情の輝きがある。「自分のためだけに滑っている」。拍手と花束が降り注ぐ銀盤で充実感をにじませた。

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