紀平梨花、恐ろしいほどの自然体

東スポWeb にyると。

 新女王フィーバーが加速しそうだ。フィギュアスケートの全日本選手権(21日開幕)の公式練習が20日、大阪・東和薬品ラクタブドームで行われた。今季のグランプリ(GP)ファイナルで日本女子13年ぶりのシニア転向1年目Vを達成したニューヒロイン・紀平梨花(16=関大KFSC)の大躍進で、日本男子の絶対的エース羽生結弦(24=ANA)欠場による“不安”を払拭した。

五輪2連覇で国民栄誉賞の大スター、羽生がGPシリーズ第5戦ロシア杯で右足首を負傷し、戦線離脱。テレビ視聴率や注目度などの盛り上がりが懸念された今年の全日本選手権だが、今季シニアデビューし、GPシリーズ2連勝。さらに同ファイナルまでも制覇したニューヒロインが、そんな不安を払拭した。

 公式練習、滑走順抽選など、紀平が行くところ常にカメラマンのフラッシュがたかれる。今大会のチケット販売部門の関係者によれば「すでに全5800席が完売しています」と売れ行きは絶好調。注目度の高い五輪シーズンの昨年と「ほぼ同じくらい」(同)という。当初、羽生欠場で青ざめていた関係者の心配は完全に杞憂に終わった。

 周囲の盛り上がりについて、新女王は「特にテレビも新聞も私は見ないので(笑い)。それ(フィーバー)がある、ないで自分がすることは変わらないので」と至ってマイペース。「周りの声とかもあまり意識していない」とプレッシャーもなく、恐ろしいほど自然体で構えている。

 試合に向けても「靴の柔らかさが気になっていて…。何とか全日本まで持たせようと思っていましたが、ギリギリの状態です」とスケート靴に若干の懸念を抱えるものの、公式練習ではトリプルアクセルを6本成功。不安を口にするその表情も常にニコニコ、笑顔を絶やすことはない。

 衝撃のシニアデビューを果たした2018年を締めくくる今大会は、5連覇が懸かる宮原知子(20=関大)との“国内直接対決”というテーマもある。「ショート、フリーでミスなく、笑顔で終わりたい」。クリスマスに“キヒラスマイル”を全国のファンにプレゼントできるか。

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