真央に並ぶ快挙!…山下真瑚、GPシリーズデビュー戦で2位!

VICTORY によると。

女子のハイライトは、山下真瑚の活躍に尽きる。まだ15歳の高校1年生。今季からのシニア転向は、いささか早いのではとの懸念もあったのだが、その決断の正しさを1戦目から証明した形だ。かつてグランプリ東海クラブの偉大な先輩、浅田真央が2005年にGPシリーズのデビュー戦、中国大会で2位という鮮烈なデビューを飾ったことを彷彿とさせる。その時の浅田真央は1位、スルツカヤ、3位、荒川静香という世界女王二人の間に割って入ったのだが、奇しくも今回の山下真瑚も、1位、トゥクタミシェワ、3位、メドベージェワという新旧二人の世界女王と並んで表彰台に立ったのだ。

山下選手は、トリプルアクセルなどの大技を持っているわけではないのだが、ジャンプを含む一つ一つのエレメンツのクオリティが高い。スケーティングもシニア1年目とは思えないほど良く滑っていて、PCS(演技構成点)で高く評価されるのも納得だ。2005年の浅田真央は続くフランス大会で優勝、勢いそのままにグランプリファイナルでも優勝という、圧巻のシニアデビューとなったのだ。さすがに同様のことを山下選手に期待するのは酷だが、ファイナル出場は現実味を帯びてきたと言える。ただ山下選手はとても控えめな性格で、素晴らしい演技をした後の取材でも反省点ばかり口にする。

今回も素晴らしい演技で新旧女王二人と表彰台に立った感想を聞かれて、「嬉しいんですけど、下の点(PCS)もまだまだ上げて行けるところがあると思うので、回転不足もなくして、もっと点数を上げていかないといけないなと思います」。1位、トゥクタミシェワとの点差はわずか0.26。世界女王を僅差まで追い詰めたにもかかわらずこの発言。これには、それまで笑顔で話していた世界女王二人も神妙な顔になったほどだ。15歳の少女の、飽くなき向上心に感じ入るところがあったのだろう。自分の性格を聞かれて「マイペース」と一言。確かにそうなのだろう。他人の演技や順位を気にするでもなく、ただ自分のスケートを楽しく滑りたい。尊敬する宇野昌磨とも似ているように思う。次戦、ロシア大会はファイナル出場を懸けた戦いとなるが、「(ファイナルを)目指せるとは思えないんですけど、ロシア大会でも自分の精一杯ができたら、ファイナルには届かなくてもいい結果になるんじゃないかな、と思います」と、ここでも控えめな発言。ただ、自分のベストを尽くす決意を語ってくれた。それができれば、ファイナル進出は決して夢ではない。

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