本田真凜、アルトゥニアンコーチを選んだ理由…浅田真央らの指導に携わり、現在はネイサン・チェン、アシュリー・ワグナー、アダム・リッポンらを教えている

 3月31日に開幕したアイスショー「スターズ・オン・アイス」大阪公演の初日、出演していた本田真凜が関西大学のリンクから拠点を変えることを明らかにした。選んだのはアメリカ、新たに指導を受けるのはラファエル・アルトゥニアンコーチとなる。

 アルトゥニアンコーチは、かつてはミシェル・クワン、ジェフリー・バトル、浅田真央らの指導に携わり、現在はネイサン・チェン、アシュリー・ワグナー、アダム・リッポンらを教えている。

 すでに3月には兄の太一とともに渡米、練習を開始していたが、公の場で、自ら移籍を語った最初の場となった。

 理由を尋ねられると、このような答え方をした。

 「環境を変えて新しくスタートできたらいいかなと思います」

 その根底には、次の思いがある。

 「去年すごく悔しい思いをしたので、今年は(悔しさを)晴らせるようなシーズンにしたいと思います」
シニアデビューの1年は苦かった。
 先々シーズンの世界ジュニア選手権で銀メダルを獲得し、かねてから思い描いていたとおり、シニアへの移行をかなえた昨シーズン。折りしもそれはオリンピックイヤーでもあった。

 「シニアデビューのわくわくの方が強いけれど、オリンピックに出られる年齢なので、頑張りたいです」

 開幕前の青写真は、しかし、かなわなかった。

 初戦となったUSインターナショナルクラシックこそ優勝を飾ったが、グランプリシリーズデビュー戦となったスケートカナダでは、ショートプログラムでジャンプで失敗が相次ぐなどして10位と出遅れた。フリーでは3位となったが総合5位で終えた。

 濱田美栄コーチからは「明らかに練習不足」と厳しく指摘された。
目を赤くし、本田が語っていた悔い。
 一方の本田はこう語った。

 「自分なりに(10月の)ジャパンオープンが終わってから練習してきたかなと思っていたんですけど、改善していかないといけないところがたくさんあるのかなと思います」

 翌週の中国杯でも立て直すまでには至らず総合5位。オリンピック出場は全日本選手権の成績に委ねられることになったが、中国杯から約1カ月半をおいて迎えた全日本でもショートでジャンプに失敗があり6位。フリーでもミスが出て総合7位に終わった。

 試合後、赤い目をした本田の口を突いて出たのは、悔いばかりだった。

 「今はまだ分からないけれど、自分のやってきたことに間違いがあったのかなと思いました。(ショートが終わってから)自分の中で気持ちを保てていませんでした」

 何よりも大きかったのは、自信を持って滑ることができなかったことだった。

 「フリーは緊張して……。すごく緊張して、思い切り演技ができなかったので、後悔というより、すごく悔しいです。自分が描いていたスケート人生とは今日で変わっていくと思うけれど……今はあまりスケートのことが考えられない……けれど、考えていきたいなと思います」

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